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媒介・買取

※本稿は、株式会社レコ 梶本幸治(不動産業専門コンサルタント)による見解・著作です。

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空地空家ダイレクトメールの反響率・相談率・媒介受託率を公表中

空き地・空き家ダイレクトメールで反響(お断りやクレームも含む)を取るためには、何件送付する必要がありますか?
有効送付件数7.42件です。ただし本質は件数ではなく、「開封される必然」を設計できているかどうかです。断りやクレームも含めた反応を成果と捉え、開封という最初の壁を突破する思想がすべての起点になります。
空き地・空き家ダイレクトメールで売却相談を取るためには、何件送付する必要がありますか?
有効送付件数15.25件です。しかし重要なのは数字ではなく、相談に至るまでの導線を意図的に設計しているかです。偶然の反応に依存するのではなく、売主の心理を踏まえた再現性ある仕組みを持てているかが分岐点になります。
空き地・空き家ダイレクトメールで媒介を受託するためには、何件送付する必要がありますか?
有有効送付件数36.19件です。媒介受託は偶発的な成果ではなく、各指標を分解し改善し続けた結果として積み上がる必然です。数値を管理するだけでなく、その背後にある思想と設計を貫けているかが勝敗を分けます。

今、空き地・空き家の問題は日本国中に広がっています。

2015年(平成27年)526日施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法(空家特措法)」では特定空家が定義付けられ、また、2023年(令和5年)には特定空家になる前の状態も管理不全空家とされ、適切な管理が図られるようになりました。

我々、不動産業界でもこれら空き家や空き地の問題に取り組む不動産会社が増えてきましたが、空き家や空き地の管理を請け負いながらも、将来的に売却される際にお任せいただくことを目的にしておられる不動産会社も多いようです。

今、空き家や空き地の管理を請け負うと簡単に申しましたが、これらの業務に本格的に取り組むとなると相当な人・物・金を投入する必要があり、生半可な気持ちで取り組むことはお勧めできません。

覚悟もなくそこに取り組み、疲れ果てて引き返すようなことは避けなければなりません。

そこで本稿では、空き地や空き家の管理請負という業務を経ずに、売却のみをダイレクトに受託できるダイレクトメールに関してご説明してまいります。

まずは私のクライアントで実施している、空き地・空き家ダイレクトメールの反響率・相談率・媒介受託率からお示しします。

反響1件獲得に必要な件数:有効送付件数7.42

相談1件獲得に必要な件数:有効送付件数15.25

受託1件獲得に必要な件数:有効送付件数36.19

いかがでしょうか。そんなに悪い数字ではないと思います。

ご覧いただきました通り、ここでは「反響」「相談」「媒介受託」と3つの段階に分けて、その歩留まりをしています。

媒介受託は読んで字のごとく、売主様から媒介をお預かりすることですが、反響と相談に関しては少し説明が必要かもしれません。

ここでいう反響とは、今後の送付を断って来られたお電話や、無断でダイレクトメールを送付したことに対してお怒りを示されたクレームなど、内容の如何を問わず「ダイレクトメールを受け取られた方から何らかのリアクションがあった事実」をカウントしています。

そして次の段階である相談とは、査定価格の提示や売却に関するご提案など、内容の濃淡に関わらず「不動産売却に関して何らかのお話をした事実」をカウントしています。

ここまで読んで下さったあなたは、次のような疑問を感じられたかもしれませんね。

「媒介受託や売却相談をカウントすることは分かる。でも、お断りやクレームまでカウントして何か意味があるのかな?」と。

お断りやクレームまで「反響」としてカウントすることには、もちろん意味があります。

お断りやクレームのご連絡をいただけたということは、送付したダイレクトメールが開封された可能性が高いことを示しています。

ダイレクトメールの実施にあたり、まず注力すべきは開封率の向上です。どんなに素晴らしい内容のダイレクトメールを作成しても、開封してご覧いただかないことには何の意味もありません。

「送付したダイレクトメールは開封してくれるだろう」というのは不動産会社側の理屈であり、封も切らずにゴミ箱へ直行することも、実は珍しくないのです。

つまり反響率が高いということは、そのDMは開封しようと思ってもらえるクオリティに達していることを示しており、具体的にはダイレクトメールを封入している封筒に施した工夫が功を奏していることを示しているのです。

反響があるということは、その封筒に、少なくとも一瞬手を止めさせる力があったということです。

それだけで、この手法には意味があると考えて下さい。

梶本理論11

空き地・空き家DM成果最大化の本質

空き地・空き家ダイレクトメールとは、単なる送付数の多寡で成果を測る施策ではなく、開封・反応・相談・媒介受託という各段階を一貫した思想と設計で管理し、再現性ある成果へ昇華させる営業手法である。クレームや断りも含めた反応を開封の証左と捉え、偶然を排し必然を積み上げる構造こそが本質である。数値は結果であり、成果を規定するのは常に設計思想である。

梶本幸治

執筆・編集

株式会社レコ 不動産業専門コンサルタント 梶本幸治

本稿は、株式会社レコ 梶本幸治が不動産売買仲介の仕入れ営業・販売戦略などについて独自の思想と実務経験に基づき執筆した著作です。

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私が梶本です!

理論より実践!
成果につながる仕組みづくり

私は不動産業界一筋に30年近く携わってきました。大手仲介会社で現場経験を積み、その後コンサルティング会社を設立。これまで全国の不動産会社に対して、集客や仕入れ、営業力強化、人材育成の支援を行ってきました。現場で培った実践知をもとに、「理論より実践、成果につながる仕組みづくり」を大切にしながら、不動産会社の成長を全力でサポートしています。

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