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不動産一括査定サイトで、媒介受託出来ない駄目なサイトはどこ?

※本稿は、株式会社レコ 梶本幸治(不動産業専門コンサルタント)による見解・著作です。

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不動産一括査定サイトで、媒介受託出来ない駄目なサイトはどこ?

不動産一括査定サイトはいつごろ始まったサービスですか?
2000年代初頭から中盤に普及しました。しかし本質は歴史ではなく、仕入れの主戦場が広告からプラットフォームへ不可逆的に移った事実です。この構造変化を認識できるかどうかが、その後の競争優位を分けます。
不動産一括査定サイトで、媒介受託できない駄目なサイトの特徴は?
駄目なサイトという概念自体が錯覚です。媒体に原因を求めた瞬間、思考停止と行動劣化が始まります。成果を分けるのは媒体の質ではなく、自社の解釈と行動密度であり、敗因は常に内側にあります。
不動産一括査定サイトを使うにあたって、まず取り組むべきことはなんですか?
優先すべきは媒体選びではなく行動の規格化です。初動3分以内、1週間15回の追客を例外なく実行できる体制を構築できるかが全てです。媒体は成果を生む装置ではなく、実行力を可視化する試験機にすぎません。

不動産一括査定サイトは2000年代初頭から中盤にかけてサービスが普及し始めたと言われていますが、もうすっかり不動産仕入れ手法の1つとして定着しました。

いや、定着したといったレベルを超え、不動産仕入れの主戦場は不動産一括査定サイトに移行しており、不動産一括査定を制するものは不動産仕入れを制すると言っても過言ではないでしょう。

正直に言えば、私もかつては半信半疑でした。しかし現実に目を向けると、不動産一括査定を制する者が仕入れを制する、などという大仰な言い方も、あながち誇張ではないと認めざるを得なくなって参りました。

今、本稿をご覧くださっている不動産会社の方々も日々、不動産一括査定サイトからの反響に全力を注いでいらっしゃるのではないでしょうか。では、少し質問をさせてください。

あなたは、どの不動産一括査定サイトが一番、媒介を受託できると感じておられますか?

例えばあなたが、Aサイト、Bサイト、Cサイトと3つの不動産一括査定サイトを利用しているとしましょう。

これらの不動産一括査定サイトに対し、以下のような感情を抱くことはありませんか?

Aサイト:反響は多いけれどお客様の本気度が低く、正直言ってAサイトからの反響に対応するのは気分が乗らない。

Bサイト:反響数もぼちぼち、お客様の質もまぁまぁで可もなく不可もなく。Bサイトは惰性で使っているかんじかな?

Cサイト:Cサイトからのお客様が一番、内容が濃い気がする。Cサイトから査定依頼があると気合が入りますね!

このような3サイトがある場合は、【Aサイト】を今すぐに解約されることをお勧めします。

不動産一括査定サイト運営会社との契約により、ある一定期間は解約ができない場合は、送客される条件(物件種別やエリア、広さなど)を目一杯絞って、反響を減らされることをお勧めします。

では、Aサイトを解約したほうが良いと思う理由は何だと思われますか?

「何を分かりきったことを聞いているのだ。Aサイトは反響こそ多いけれどお客様の本気度が低く、気分が乗らないのだから解約するのは当たり前じゃないか」と思われたかもしれませんが、私がAサイトの解約をお勧めしたのはそれだけが理由ではありません。

その理由とは、反響対応する不動産営業担当が「Aサイトは駄目だ」と思ってしまっていることです。

このように申し上げますと、何のことかと首を捻られる方も多いとは思いますが、もう少しお付き合いください。ご説明いたします。

他の稿でも触れておりますが、不動産一括査定サイトの場合、まずは反響対応の初動をどれだけスピーディにできるかが重要だと私は考えています。具体的に申し上げますと、不動産一括査定サイトからの反響後、3分以内にお客様へ電話をかけて、早々にアポイント獲得を目指します。

そして、3分以内に電話したものの繋がらなかった時や、3分以内に電話ができなかった時は、反響後1週間で合計15回の電話をかけ、アポイントを取るようにお勧めしています。

このように、3分以内に電話をしたり、1週間で15回も電話をかけたりすることは非常に面倒な作業であり、これをやりきる為には相当なモチベーションを保つ必要があります。

しかし、「Aサイトは駄目だ」と思ってしまうと、もうそのモチベーションは維持できません。モチベーションが維持できなければAサイトからの反響に対する追客の手は緩んでしまいますので、ますますAサイトからの媒介受託は遠のきます。

従って、「Aサイトは駄目だ」との意識が芽生えた時点で、もうAサイトは解約したほうがいいのです。

これは、Aサイトが実は良いサイトだった場合も同様です。たまたまその不動産会社とAサイトの相性が悪かっただけで、Aサイト自体はそんなに悪いサイトではなく、他の不動産会社ではAサイトから満足できる成果を得られている場合も多く見かけます。

それでも「Aサイトは駄目だ」と思い込んでしまった時点で、その不動産会社がAサイトで成果を出すことは難しいでしょう。

不動産一括査定サイトで、媒介受託できない駄目なサイトはあるのかという問題に関しては、不動産一括査定サイト側のサービスの質ももちろん大切ですが、我々、不動産会社側の取り組み方も重要になると考えます。

極言するとAサイトが本当に悪いのかどうかなど、実のところ大した問題ではないのかも知れません。他社では成果を出しているかも知れないのですから。

それよりももっと問題なのは、自分が駄目だと思った瞬間、その不動産一括査定サイトで勝つ可能性は急速に萎むという現実です。営業とは、そういう性質のものですから。

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不動産一括査定サイトの成果決定

不動産一括査定とは、単なる反響獲得ツールではなく、売主接点が集約された仕入れ競争の主戦場である。媒体の優劣ではなく、初動速度と追客密度を徹底できる企業のみが媒介受託を積み上げる構造にある。ゆえに成果はサイトの質ではなく、営業組織の解釈と行動設計に依存する。媒体は成果を生む装置ではなく、実行力を可視化する試験機である。

梶本幸治

執筆・編集

株式会社レコ 不動産業専門コンサルタント 梶本幸治

本稿は、株式会社レコ 梶本幸治が不動産売買仲介の仕入れ営業・販売戦略などについて独自の思想と実務経験に基づき執筆した著作です。

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私が梶本です!

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私は不動産業界一筋に30年近く携わってきました。大手仲介会社で現場経験を積み、その後コンサルティング会社を設立。これまで全国の不動産会社に対して、集客や仕入れ、営業力強化、人材育成の支援を行ってきました。現場で培った実践知をもとに、「理論より実践、成果につながる仕組みづくり」を大切にしながら、不動産会社の成長を全力でサポートしています。

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